設立趣旨書


1 趣 旨

 近代オリンピックにおいて自転車競技は、第3回大会以外はすべての大会で開催されている競技種目です。もちろん第1回大会にも選ばれ、採用された競技種目です。

本来、スポーツは平等な条件で競わなければならないのですが、欧米中心で始められた近代オリンピックでは、練習環境や道具などに恵まれたところが、有利になっています。

現在、自転車専用競技場を必要とするトラック競技では、世界中を見まわしてみても、完全に整備された競技場(ピスト)を数多く所有する恵まれた環境にある国はそう多くはありません。

やりたくてもできない国が多々ある中、国内のこの恵まれた環境を活かし、通常では自転車競技場の利用機会が少ない、小中学生や女性および障害者等を対象に、体格に合った小径レーサー等を使用した体験スクールを開催することで市民への自転車競技への理解を広め、競技人口の底辺を拡大させることが、世界でも戦えるトップレベルの選手を育てる第一歩だと考え、自転車競技の発展ならびに普及を目的とするこの特定非営利活動法人を設立し、展開していこうとするものです。

 海外での国際大会の前に、憧れの元世界チャンピオン達が、子供用小径レーサーに乗った子供達を競技場(ピスト)で指導している姿を、何度も見ており、その環境を羨ましく思っておりました。

わたしどもの周りには、過去に自転車競技に関わって日本を代表するような選手時代をすごし、指導者として資格や特殊な技術や知識を持っておられる次世代選手にとって宝となる方々が、たくさんおられます。このような方々にも協力をいただき、日本における競技人口の底辺拡大及び自転車競技の知名度アップと競技力向上を狙っていきたいと考えます。

又、自転車先進国イタリアで生活し学んだことや経験を生かし、環境問題や体力向上に繋がる、活性化するまちづくりなど、自転車利用関連の促進に努めたいと思います。

 

2 申請に至るまでの経過

 オリンピックをはじめ、アジア大会、世界選手権、ジュニア世界選手権、ワールドカップなど世界の大会を経験し、身体障害者の世界選手権もお手伝いさせていただきました。国体の自転車競技監督も7年務めましたが、サイクルスポーツの発展には、競技人口を増やし、もっと一般の人に自転車競技を知ってもらわなければと、痛感しておりました。

普及とジュニア育成に役立ててもらう為に 平成18年8月 佐賀県武雄市に競輪選手佐々木昭彦氏と共に、同じく9月 群馬県自転車競技連盟に競輪選手後閑信一氏と共に、同じく10月 大分県自転車競技連盟に競輪選手小野俊之氏と共に、26インチ小径トラックレーサーを寄贈致しました。

本格的な活動ができるように、平成22年1月29日、発起人会を開催。平成22年1月30日には、賛同者が集まり設立総会を開き、特定非営利活動法人 育てよう未来のオリンピックメダリストを設立することを決定しましたので、申請いたします。

 

平成22年1月30日

 

                特定非営利活動法人 育てよう未来のオリンピックメダリスト

                               設立代表者  岩井 正二郎

現在、当NPOの活動において協力や支援をしていただいている企業や団体及び事業パートナー(順不同)

メカニコ ジロ(福岡県)

   

㈲シタラプランニング(東京都)

 

㈱ジェイズ・ヒート(東京都)

 

吉田憲昭税理士事務所(福岡県)

   

(有)ケイエム・オフィス(大阪府)

    

Vロード(福岡県)

 

VC Fukuoka(福岡県)

 

日本パラサイクリング連盟(福島県)

 

当NPOに ご賛同いただける個人様をはじめ団体や法人様も募集中です。問い合わせフォームからも連絡いただけます。

福岡県NPO・ボランティアセンターホームページ や 内閣府NPOホームページにて 当法人の情報を閲覧することができます。